[東京三菱UFJ銀行]ATMでの宝くじ販売

朝日新聞によると東京三菱UFJ銀行が合併に伴うシステムに際して、ATMでの宝くじ販売を辞めることについて、自治体ともめているようです。
東京三菱UFJ銀行は、旧UFJ銀行のサービスのうち、システム統合後に取り扱わないサービスについて、順次、サービスの取りやめについて発表をしていますが、
http://www.bk.mufg.jp/info_gappei/shouhin/yen_yugu.html

ATMについては、旧三和銀行は、積極的に展開していましたし、旧東海銀行は、主要チャネルとして、独自の機能の拡充に力をいれていました。
統合に伴い、旧東京三菱が持っていない機能を今回作りきれないだろうといわれていましたが、今後、いろいろと問題がでてくるのではないでしょうか

宝くじATM「休止は困る」 自治体が反発

金融最大手の三菱東京UFJ銀行が、コンピューターシステムの完全統合に伴って、近畿・東海の2府5県で展開している現金自動出入機(ATM)での宝くじ販売を08年5月に休止する方針を決めた。これに対し、発売元である自治体側は「宝くじの売り上げが落ちて収入が減る」と反発。両者の協議が続いている。

大阪府、2億円減と予測
三菱東京UFJが宝くじを販売しているのは、愛知、大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、滋賀にある旧UFJ銀行のATM。旧UFJ時代からの口座があれば、数字選択式の「ロト6」などが買え、当選金は自動的に口座に振り込まれる。

来年5月の休止後は、三菱東京UFJのATMでは宝くじが買えなくなる。銀行側の担当者が4月ごろ各府県を訪れて、休止の方針を伝えた。

関係者によると、ATMでの宝くじ販売は、関西、東海地区に強い旧UFJが強く希望。03年ごろから始めた。

06年1月に旧UFJは旧東京三菱と合併。新銀行は、旧行の勘定系システムを08年末までに一本化することを目指している。旧東京三菱のシステムを基本として残し、そこに旧UFJシステムの機能を追加する作業を進めている。しかし、08年末に間に合わせるには、旧UFJシステムの機能をすべて追加するのは不可能で、提供していたサービスの一部を止めざるを得なくなった。宝くじ販売もそのひとつだ。

宝くじの売り上げの4割は自治体に入る。「ATMで買っていた人が、休止したからといって、わざわざ宝くじ売り場まで足を運ぶことはしないだろう」という見方が多く、発売元の府県や指定市の一部は「影響が大きい」と不満を隠さない。旧UFJのATM設置個所が数百カ所ある大阪府には年間約190億円が入るが、休止後は収入が約2億円減る見込み。大阪市も2億円強の収入減。同行ATMが県内に5台しかない和歌山県でも、年間約2800万円の収益から約1000万円が減る見込みという。

三菱東京UFJ自治体が今月末の決着を目指して続けている協議は、「休止」が前提。販売をどれだけの期間、休止するかが焦点になっている。自治体側が早期の販売再開を要求しているのに対し、三菱東京UFJは「約1年」などと主張。「再開時期を確約するのは無理だ」との声も、銀行内にはある。