【JCB】大日本印刷の情報漏えい

大日本印刷の800万件以上の情報漏えいには驚きました。
アメリカンホーム保険会社、イオン、NECビッグローブNTTファイナンス、カルピス、近畿日本ツーリストKDDI京葉銀行ソネットエンタテインメント、千葉トヨタ自動車ディーシーカードトヨタカローラ神奈川、トヨタ自動車ニフティ、日本ヒューレット・パッカード、弥生、UFJニコス等が対象というわけですが、これらの会社は、大日本印刷とDM発送等のアウトソーシングの契約を結んだうえで委託した結果、外部委託先が情報の漏えいを起こしたことになります。

そのような中で、ニュースでは、以下のようにさも同列に扱われていますが、JCBの場合、アメリカンホームの情報を使ってのアメリカンホームとの共同でのDM発送にあたっての個人情報の流出というわけですので、JCBからみると、大日本印刷は外部委託先でもなく、おそらく契約もないのではないでしょうか

大日本印刷個人情報流出JCBのカード番号11万件も
 大日本印刷の委託先企業の元社員がダイレクトメール印刷などのために企業から預かった個人情報約864万件を流出させた事件に関連して、ジェーシービー(JCB)は12日、同社顧客のカード番号情報約11万件が含まれていることを公表した。
 この情報は、JCBアメリカンホーム保険会社が2003年5月、2004年2月、2005年11月に共同で実施した保険商品の案内に使用したもの。アメリカンホーム保険会社でも大日本印刷からの個人情報流出に関連して、同社の顧客情報150万4,857人分が含まれていたことを明らかにしており、そのうちの11万1,759人分については保険料の支払いに使用するクレジットカード番号も含まれていたと発表している。このうちの11万1,256人分がJCBカードの情報に該当する。なお、有効期限は含まれていなかったという。
 JCBによれば、該当するカード番号について調査したが、今回の流出に起因した不正利用などの事実は確認されていないとしている。

http://internet.watch.impress.co.jp/cda/news/2007/03/14/15080.html

大日本印刷のサイトでは、当初は、JCBの名前を表示していたようですが、現在は、削除されています。
カード情報という重要な情報が 10万件以上まとまって流出したのですが、JCBにとってみれば、他の流出企業以上にやりきれない気持ちではないでしょうか