円定期預金優遇キャンペーン

三菱東京UFJ銀行が、インターネットバンキング・テレフォンバンキング限定で、円定期金利優遇キャンペーン (平成19年7月25日(水)〜平成19年9月28日(金))を実施しています。
http://www.bk.mufg.jp/info_cam/200707_enteiki/index.html
キャンペーン金利は、

  • 3ヵ月物 年0.5%(税引後 年0.40%)
  • 1年物  年0.8%(税引後 年0.64%)
  • 3年物 年1.1%(税引後 年0.88%)
  • 5年物 年1.3%(税引後 年1.04%)

となっており、店頭表示金利は、1000万円以上の大口定期でも以下の通りであり、ほぼ2倍の金利になっています。

  • 3ヵ月物 年0.25%(税引後 年0.20%)
  • 1年物  年0.4%(税引後 年0.32%)
  • 3年物 年0.55%(税引後 年0.44%)
  • 5年物 年0.7%(税引後 年0.56%)

このキャンペーンは、特に手数料がかかったり、デリバティブが組み合わさって、中途解約にペナルティがかかるようなものではなく、東京三菱UFJ銀行に口座を持っている人ならだれでも、利用できるものです。

金利設定としては、ソニー銀行等のネットバンクの定期の金利よりは、まだ低いのですが、2倍以上差があるというものではなく、少しの差となっています。
http://moneykit.net/visitor/rate/index.html
ソニー銀行の預金量はまだ約8000億円であり、三菱東京UFJ銀行の数店舗分の量しかありませんが、
三菱東京UFJ銀行としては、ネットバンク=金利が有利という印象が定着して、今後、預金の流出が加速することを懸念したのでしょう。
一方、店頭表示金利まで上げてしまうと、膨大な自動継続の定期の金利まで引き上げてしまうことになるので、インターネットバンキング・テレフォンバンキング限定ということにしたのでしょうが、店頭ではどのような説明をしているのでしょうか?インターネットバンキング・テレフォンバンキングで申し込んでくださいというセールスをしているのでしょうか?
住宅ローンの場合、キャンペーン金利が常態化し、新規の申込と標準金利との差が状態化していますが、定期預金の金利もだんだんそのようになっていくのでしょうか