外貨預金

ソニー銀行が、第一四半期の決算を発表しました。
http://sonybank.net/pdf/SB_FY2007_1Q.pdf
今回の決算では、増収・増益で比較的順調に見えるのですが、1点、心配な点があります。

外貨預金の残高が、
2005年3月末 1,591億円をピークに 2007年6月末には 、約23%も減っています
  2005年3月末  1,591億円
  2006年3月末  1,489億円
  2007年3月末  1,478億円
  2007年6月末  1,221億円

この数字は、円換算ベースですが、ドルベースにすると更に顕著で
2005年3月末 1,526百万ドルをピークに 2007年6月末には 992百万ドルと、約35%も減っています
  2005年3月末  1,526百万ドル
  2006年3月末  1,390百万ドル
  2007年3月末  1,256百万ドル
  2007年6月末   992百万ドル

また、その間、口座が36.7万口座から50.7万口座に増えていますので
1口座あたりにすると 2005年3月末 4158ドルをピークに 2007年6月末には 1956ドルと、約53%も減っています
  2005年3月末  4158ドル
  2006年3月末  3233ドル
  2007年3月末  2558ドル
  2007年6月末  1956ドル

円高のときに外貨預金をして、円安になった際に解約をしたということならよいのですが、外為保証金取引や外貨MMF、他の銀行の外貨預金に押されて、取扱が減っているとなると深刻です。