幻の株主割当

日経の記事のイーバンク銀行の増資ですが、幻となってしました。
200億円以上の赤字の企業から株主割当といわれても、応じられるところは限られるでしょう。

イーバンク銀が増資、サブプライム損失に対応
インターネット銀行最大手のイーバンク銀行は株主割り当てによる新株発行を実施し、資本増強する方針を決めた。6日時点の株主を対象に、保有株1株につき新株1株を発行する。調達額は最大で約200億円となる。同行はサブプライムローン関連の損失拡大で2008年3月期に234億円の最終赤字に陥った。4―6月期も赤字の見込みで、株主割り当てによる増資で財務体質を強化する。

発行する新株は約66万株で、発行価格は1株3万円。調達した資金は全額資本金と資本準備金に充てる。イーバンク銀の3月末時点の資本金は384億円で、全株主が応募した場合、自己資本比率は11.6%から20%弱まで改善する見込み。(02日 08:16)