筆頭株主

日経新聞によるとイーバンク銀行筆頭株主に政策投資銀行(系のファンド)がなったようです。

イーバンク銀行は、19年4月26日付で、金融サービス育成投資事業組合というファンドに約120億円の第三者割当増資をした旨のプレスリリースはしていますが、金融サービス育成投資事業組合がなにものかとか、取締役2名が政策投資銀行から就任したということは、「特別に発表していない」状態でした。イーバンクは、基本的には、プレスリリースが大好きな会社ですから、政策投資銀行側から積極的には公表しないでくれと言われたのでしょう。

日本決済企画の設立の段階から「株式上場」を目標にしてきた会社ですから、資本政策についていろいろと考えるところがあるのでしょう。

インターネット専業銀行のイーバンク銀行日本政策投資銀行が資本参加し、筆頭株主になったことがわかった。イーバンクが実施した第三者割当増資を引き受けるなどして、発行済み株式の15%弱を取得したとみられる。イーバンクは株主構成を安定させ、早期の株式上場をめざす。政投銀は上場益などをねらう。両社はネット専業証券のマネックス証券とも提携関係を結んだ。
政投銀は「金融サービス育成投資事業組合」を通じ、イーバンクが4月に実施した約120億円の増資を引き受けたほか、既存株主からも株式を取得。イーバンクの松尾泰一社長を上回る筆頭株主になった。6月には社外取締役2人をイーバンクに派遣した。